海外にいる外国人を採用する場合の手続ガイド

国際業務/VISA

1. はじめに|Introduction

日本企業が海外にいる外国人を採用する場合、 最初に必要となるのが 在留資格認定証明書(COE:Certificate of Eligibility) の取得です。

COE は、 「この外国人は日本で働く要件を満たしています」 と入管が事前に確認する制度で、 海外から日本へ入国するための最初のステップ になります。

2. 海外在住者を採用する場合の基本ルール|Basic Rules

海外にいる外国人を採用する場合、 日本に入国して働くためには 就労ビザ(在留資格) が必要です。

✔ 企業が行う

  • 在留資格認定証明書(COE)の申請
  • 必要書類の準備
  • 入管とのやり取り

✔ 外国人本人が行う

  • パスポートの準備
  • COEを使ってビザ申請
  • 日本への入国

3. 必要書類|Required Documents

※職種・会社規模・国籍によって異なるため、必ず最新情報を入管公式で確認してください。

企業が準備する書類

  • 在留資格認定証明書交付申請書
  • 雇用契約書
  • 会社概要資料
  • 登記事項証明書
  • 決算書の写し
  • 仕事内容の詳細説明書
  • 給与が適正であることを示す資料

👉 申請書式(入管庁公式) https://www.moj.go.jp/isa/applications/materials/nyuukokukanri07_00001.html

外国人本人が準備する書類

  • パスポート
  • 履歴書(CV)
  • 卒業証明書
  • 成績証明書
  • 職歴証明書(必要な場合)
  • 写真(4cm × 3cm)

4. 手続きの流れ|Application Process

Step 1:企業がCOEを申請(日本国内)

申請先:地方出入国在留管理局 審査期間:1〜3か月程度

👉 在留資格認定証明書(COE)|入管庁公式 https://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/16-1.html

👉 提出先(地方出入国在留管理局一覧) https://www.moj.go.jp/isa/about/region/index.html

Step 2:COEが交付される

企業に郵送されます。

Step 3:外国人本人がビザ申請(海外の日本大使館)

必要書類:

  • COE
  • パスポート
  • 申請書
  • 写真

👉 海外の日本大使館・総領事館一覧(外務省) https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/list/index.html

Step 4:日本へ入国

入国時に在留カードが交付されます(空港によっては後日郵送)。

Step 5:企業で就労開始

入国後、住民登録や社会保険の加入手続きも必要です。

5. 審査のポイント|What Immigration Checks

入管は以下の点を重点的に確認します。

① 専門性(学歴・職歴と仕事内容の関連性)

  • IT専攻 → エンジニア
  • 経済学専攻 → 営業・企画
  • 関連性が弱いと不許可になりやすい

② 会社の安定性

  • 財務状況
  • 社員数
  • 事業内容
  • 外国人を雇用する体制

③ 給与が適正か

  • 日本人と同等以上
  • 最低賃金を下回らないこと

6. よくある不許可理由|Common Reasons for Rejection

  • 専攻と仕事内容の関連性が弱い
  • 会社の財務状況が不安定
  • 給与が低すぎる
  • 仕事内容が単純労働と判断される
  • 書類の不備
  • 経歴の説明不足

7. 海外採用で注意すべきポイント|Important Notes

✔ 入社日を早く設定しすぎない

COE審査は1〜3か月かかるため、 入社日は余裕を持って設定 する必要があります。

✔ オンライン面接の記録を残す

採用の経緯を説明できるようにしておくと安心です。

✔ 給与は適正水準に

外国人だからといって低く設定すると不許可の原因になります。

8. 専門家に相談したほうが良いケース

  • 専攻と仕事内容の関連性が弱い
  • 小規模企業で書類作成に不慣れ
  • 過去に不許可歴がある
  • 外国人本人の経歴に空白期間がある
  • 会社の財務状況に不安がある

9. 公的情報リンクまとめ|Official Resources

10. まとめ|Conclusion

海外にいる外国人を採用する場合、 最初のステップは 在留資格認定証明書(COE) の取得です。

  • 企業が書類を準備して申請
  • 外国人本人がビザ申請
  • 日本に入国して就労開始

という流れになります。

審査では、 学歴・職歴と仕事内容の関連性、会社の安定性、給与の適正性 が重要です。

不安がある場合は、専門家に相談することでスムーズに採用が進みます。